水面をゆらして笑う

基本的にはすとんずとえいとのはなし

もう一度「永遠」を信じたい

ハッと息を飲んだ。


知ってた。知ってたよ。

原作では晴人くんはバスケ仲間だもん。


ドラマなのに。北斗じゃないのに。

あまりに自然に知らされたその事実に私は思わず息を飲んでしまった。


その反応自体、もしかしたら失礼なのかもしれないし、相手を傷つけるのかもしれないけど。


「女子ウケいいし」って少し身を乗り出して、つぐみちゃんに笑って話すシーン。


堪えてた涙がこぼれた。


きっとたくさん辛い思いもしただろう。好奇の目で見られたり、そのことが原因で諦めたことの方が多いんだろう。


そんなことを思ったら、本当に晴人くんの明るさが、逆につらくて、苦しくて。


居酒屋さんのシーン。


ああいうことは、きっとあるんだと思う。


自分がそういう場面に遭遇したことはないし、あんな風に絡んでくるとか本当に人としての神経疑うけど、いるんだろう。


悲しいけど。一定数居ると思う。


守ってあげたいと思った。そんな気持ちすら負担かもしれないし、同情すんなって思われるかもしれないけど。


同情とか、そういう気持ちではなく。

ただただ。いわゆる「普通」の人と同じように、スポーツして、みんなでご飯食べてるだけなのに。あんな風に言われるなんて。


私もそうだけど人は自分勝手だから。

みんな一緒。が、安心するから。


自分とは違う人を受け入れなかったり、あざ笑ったり。そんな勝手な生き物で。


悔しいよ。

悔しい。


晴人くんのあの明るさは、

きっと元々の性格もあるのかもしれないけれど、周りに心配かけないように、なるべく「普通」を装って。親御さんや周りの人から同情されないように、「かわいそうだね」「大変だね」なんて言われないようにを思ってきた結果なんじゃないかと想像した。


あんなに難しいであろう役を演じている北斗はシンプルに凄いと思う。


つぐみちゃんと、樹くんのお母さんのシーン。


あそこは、少し自分と自分の親を重ねて見てしまったから、ドラマの内容とは別に辛かった。


結婚とか子どもとか。

いわゆる「普通の幸せ」を私はもう求めてないから。


今更自分の何かを曝け出して付き合うとか、誰かとよりそうとか。そーゆうことに興味もないし、したいとも思わない。


やっぱりね。もう傷つくのは怖いし、つらい。


北斗の話に戻します。


ポポロのsexyな今月のテーマで。

彼は、0だと言っている。

その時その時に合わせて、演じている。と。

(ニュアンスだから言葉は全然違う)


凄いよ。


雑誌。ライブ。

YouTube少年たちのプロモ。


本当に今すごく忙しいと思う。


YouTubeで時々眠そうな顔を見ると、

疲れてる?どうしたの?大丈夫?って心配になる。


でも、きっと。

充実してるんだろうなって思う。


好きなお芝居をして、東海ウォーカーさんで連載をして。


メンバーと楽しくYouTube撮って、

ライブして。


次から次へと新しいお仕事が決まって。

ついていくこちらは、待って待って!!ってなるけど(笑)、忙しいことは、幸せなことだもんね。


わかったようなこと書いたけど、

でも、本当に。

いろんなお仕事があって、日々何かに追われてる今はきっとSixTONESにとって、北斗にとって、幸せな時間なんだと、信じて疑わない。


だって、みんな本当にいい顔してるから。


Jr.チャンネルが始まった頃の北斗は、どこか引いていて、ぎこちない。

メンバーとの距離を取っているように私には見えました。


だから。好きになり始めた時。

「この人はいつか離れてしまうかもしれない」そう思いました。


でも、今はそんな風に思わない。


1年ぶりの食事会で彼らが話していたように、6人の距離が本当に縮まったと思う。



ここから先は、本当に本当に私の勝手な想像です。


北斗はきっと。

もう傷つきたくなかったんじゃないかな。


ジャニーズJr.って、本当に流動的というか。約束なんて何もされてなくて。


昨日まで、当たり前にそこにあったグループが、本当にまるで何もなかったみたいに解体されて。そこにいたはずの人がデビューしたりする。


B.Iもそうだけど、バカレア組と言われていた頃。そこにはきっと確かに、この6人でデビュー。があったんだと思う。


でも、それが。本当に何もなかったみたいに、壊れた。崩れた。


何度もメンバーとの別れを繰り返して、きっとたくさんたくさんつらい思いをして、たくさんたくさん泣いて、傷付いたんだと思う。ても、それでも。

傷ついた彼は、まだ「永遠」を信じていて。この、6人で。そう思っていたんじゃないのかな。


それが、本当に何もなかったみたいになくなってしまって。もう、「永遠」を信じられなくなったんじゃないかな。


だから、もうこれ以上傷つかないように、自分のこと、守ってたんじゃないのかな。


北斗は、気を許した人に対しては、すごく甘える人だと思っているし、ありのままの自分をさらけ出す人だと思ってる。


でもきっと。それが怖くなっちゃったんじゃないかな。


そんな気持ちを変えてくれたのも、SixTONESなんだよね、きっと。


いつもニコニコしながら、そこにいてくれるジェシー

「北斗は?」って、毎回聞いてくれる樹。

「北斗があんなに楽しそうなんだよ」って笑ってくれる慎太郎。

一歩引いたところで、それでも見守ってくれてる、こーち。

距離感つかめなくなっちゃったけど、どこか似ているきょも。


最近の北斗を見ていると、本当にSixTONESが大好きなんだな。が伝わってくるから、こちらも嬉しい。


いつまでも。どうかいつまでもそのままで。

永遠なんてないことは、わかっているけれど。


どうか、いつまでも6人で、

そこで笑っていてほしい。